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徒然日記


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 9月1日   伝説の漢    
 

伝説を創る

それは決して容易なコトではない。
伝説を築き上げた漢達は皆、並大抵ならぬ努力や才能を持ち得た者たちである。
それは偉業は勿論のこと、例え笑いにしろすべからく同じコトであろう。
だが、極稀に一瞬にして伝説を築き上げてしまう剛の者も存在する。
俺の高校時代の同級生のYもその一人であった。

もともとYは特に有名だった訳ではない。
事件が起こるまでは、クラスも違う俺はYの存在すら知らなかったのだから。



その偉大なるYの伝説とは








立っション中に車に跳ねられて入院。





立ちション中に車の体当たりを喰らって、小便を撒き散らしながらブッ飛ぶY。


いったいどう小便すれば立っション中に轢かれる?


いったいどう運転すれば立っション中の人間を轢ける?


撒き散らされた小便と見物人が見守る中、チンコ晒して倒れてるY。


チンコ晒した状態のまま、救急隊がくるまで放置されるY。


轢いたほうも嫌だったんだろうけど、応急処置くらいはしてやれよ・・


その件以来、無名であったYは伝説の漢として学校中に知れ渡った。




伝説を創る

それは決して容易なコトではない。
伝説を築き上げた漢達は皆、並大抵ならぬ努力や才能を持ち得た者たちである。
それは偉業は勿論のこと、例え笑いにしろすべからく同じコトであろう。

だが、極稀に一瞬にして伝説を築き上げてしまう剛の者も存在する。

高校在学中に二十歳になった漢

6股状態を一年以上継続させた漢

スクワットで車のバンパーを持ち上げる漢

一人で十人前後の相手をボコボコにした漢

半年で40キロ近い減量に成功した漢

数々の伝説を築き上げた漢達に出会ってきた俺であるが、
後にも先にもYを超える漢には巡り逢えないで居る。

しかし、忘れてはいけない・・伝説と引き換えにYが多くのモノを失ってしまったという事を。
結局のところ、伝説を創るというのは容易ではないという事だ。










 9月2日  悪食バンザイ
 

自分で言うのもナンだけど、俺は相当な悪食だ。
したがって、少々のモノでは驚きもしない。
そんな俺でも、中には思わず唸り声をあげてしまう食べ物だってある。

チョコメンチ

メンチカツの中にチョコレートが入っているからチョコメンチ。
そういう料理を出してくれる店が早稲田大学の近くにあるのだ。
その恐るべき存在は前々から知ってはいたが、
当然ながら、そんなデンジャラスな店になど近寄ろうハズもなかった。

そう・・今日までは。

悪夢は突然襲い掛かってくる。

ある日、“最近母親に勝負パンツにマジックで名前を書かれて御機嫌斜めの・・
またはチャック全開で水玉パンツをオープン状態で過ごしていたり、
地下から吹き上げる風でスカートがめくれ、オモクソ通行人にデカパンツを晒したりしてる”
漢樹とは違う方向性でパンツネタ満載の 某サイト管理人とメッセンジャーをしていたら、
ふとそのチョコメンチの話題になった。

テキストサイトの管理人の悲しい性か、これは是非行ってみようという流れになる。

ええ、それはイイんです、まだ。
でも、このパンツ娘ったら、

「食べるのはシュウだからね。
 私は み〜て〜る〜だ〜け〜♪」

なんて舐めた台詞を吐きやがるんですよ。

俺を人身御供にして、自分だけ無傷でネタを頂こうなんて世の中舐めてますな。
っていうか、俺と一緒に出かけて食事だけで済むと思ってるのも甘い。
食後のデザートは貴様だ。覚悟しておけ。

ええ・・・結局、“チョコメンチは痛いけど、もしかしたらその後素敵な展開に・・”
などという甘い幻想を抱いてチョコメンチオフ確定です。


そして決行日の本日・・
待ち合わせは早稲田駅の出口。
パンツ娘と合流し、問題の店へと足を運ぶ。
その姿は傍から見れば、たぶん健全なカップルに見えたのだろう。
事実は単にネタ集めに出向くテキスト職人二人組なんだけどな。


その証拠に、卒論か何かに使うらしい街頭アンケートで

「お付き合いしてどのくらいですか?」

と聞かれた。

シュウ「えっと・・」
パンツ「いえ、付き合っていませんので。」

キッパリとした性格の女は嫌いではない。

嫌いではないがコンチクショウ・・・・


さて、問題の店に到着する。


もう、何が何でも俺にチョコメンチを食べさせるつもりのようだ。
っていうか、この店長も何故こんなメニューを作る?
お前はちゃんとチョコメンチを食べたのか!?と問い詰めたい。

とりあえず協議の結果、片方が普通のメンチを頼み、
もう片方がチョコメンチを頼んで半々で食べるというコトで決定。
なんとかパンツ娘もチョコメンチに巻き込む事ができた。
不平等条約の撤廃に一歩前進。
今ならイギリス相手に治外法権の撤廃に成功した時の陸奥宗光の気持ちがよく分かる。


で・・・・コレがチョコメンチの画像。





真ん中にある茶色いのがチョコだ。ソースではない。

挽肉とチョコレートの素敵な出会い。

あれほど嫌がってたパンツ娘が好奇心に負けたのかパクリとチョコメンチを食べた。



パンツ娘「旨いっ!!」


マジっすか?

そんなバカな・・・チョコと挽肉だぞ・・



もぐもぐ・・



旨いぞ!!


俺は料理評論家じゃないので、適切なコメントは書けないけど確かに旨い。
俺とパンツ娘が単に悪食だったのかもしれないが、少なくとも我々にとっては美味であった。
まさか、俺の人生でチョコで御飯を食べる日がくるとは思いだにしなかった。

二人とも大慌て。
だって、ネタ取材でわざわざ出掛けたのに、「美味しかったです」じゃあオチにならんでしょう。
俺「どうするよ、全然マズくねぇじゃねーか!」
パンツ娘「こんなんじゃ面白くないよ〜」
なんか店の人が聞いたら怒りそうな会話だけど、このままだとどうにも締まらない。

結局、その後はしばらく他愛の無い会話をした後で、
パンツ娘は「見たいテレビがあるから」なんて抜かしてさっさと帰っちまった。

デザートも食い損ねてますます締まらない俺。

本当なら、今日の日記は

シュウのラブラブオフ報告〜回転ベッドは素敵だね♪〜 をお送りする予定だったのに。

いっそのコト捏造して書いてみようかな?
いや・・それだと本人の書き込みでバレてしまう。

そうだ!!
敢えて当り障りの無いオフレポを書いて、明け方に更新してみよう!
文頭に何気に「朝帰り」というワードをチラつかせれば、
見る側も各々で勝手にエロイ想像をしてくれるに違いない。
いや・・・でも、相手が普通に更新してたんじゃ意味無いか。

う〜ん・・・・・

う〜〜〜ん・・・・

っていうか虚しい。

締まらない終わり方で申し訳ないけど、今日はこれで終わり。


PS・パンツ娘様へ
今日は忙しい中、下らないネタのためにお付き合いしてくれて有り難う。
とても嬉しかったです。
そして、この場を借りてハッキリ言わせて貰う。






貴方に俺の気持ちを伝えたい。










あのですね・・・・
















どうか、25歳にもなって

「私、絶対セーラー服似合うんだから!」

なんて台詞は言わないで下さい。







 9月3日   習性    
 

俺の風呂での作業の流れは

まず髭を剃る

次に体を洗う

最後に髪を洗う


と決まっている。

決まっているというよりも自然な流れだ。

ところが、今日はウッカリ体から洗い始めてしまった。

まぁ、仕方無い。

仕方無いので、体を洗い終えた後で髭を剃る。

髭を剃り終える。

いつものクセを発揮して、うっかりタオルにボディーシャンプーを垂らす。

今更いつものクセを発揮されても遅い。

まぁ、仕方無い。

勿体無いのでもう一度体を洗おう。

体を洗い終えて湯船に浸かる。

一日の疲れが癒される、俺の好きな時間だ・・・

ふぅ〜〜〜



あ・・・しまった。




髪を洗い忘れてた・・・







もしかしたら、最近少し疲れているのかもしれない。


脳味噌がな


そんな俺であるが、どうか暖かい目で見守ってやってください。











 9月4日  大掃除未遂
 

今月から仕事がシフト制になったために平日休みになった。
という訳で、今日は部屋の大掃除だ。
別に大掃除が目的という訳ではなく、探し物があっただけなんだけど、
その探し物を見つけるためには、結果的に大掃除が必要になってしまったのだ。

まぁ、寝る場所以外に足の踏み場も無いような部屋だ。
歩いていたら戦闘画面に切り替わってモンスターが現われても不思議じゃない。
遅かれ早かれ大掃除はしなければならない宿命だったのだ。

掃除してると色々と出てくる出てくる。
実は、さっきまで古い写真を整理してた。(コレ書いてるの夕方)
ええ、もう既に本来の目的はほったらかしになってます。
でも、古い写真漁っていると凄く懐かしいんだよね。
特に最近、昔の仲間と会ってきたばかりなので余計に懐かしい。
ついつい見入ってしまい、余計に時間を使ってしまいました。
中でも、部活現役時代の試合中の写真は驚くやら、こっ恥ずかしいやら。
御丁寧にパネル式のまで買ってる始末である。
まぁ・・・写真はさて置いて、
掃除なんかしてると、つい懐かしい漫画本やらアルバムやらに目移りして、
作業がじぇんじぇん進まない事って無い?

そんな訳で今日は全然大掃除は進行しないまま終わってしまいました。
しかも、割と簡単に肝心なモノが見つかってしまったので、
これで当分の間大掃除を計画するコトも無いだろう。

誰か素敵な女神が現われて俺の部屋をキレイに掃除してくれないものだろうか。


漢の爆ぜ道の毒猿様が新しく同盟を作ろうとしております。
現在、複数の同盟候補が上がっており、
その中から一つを投票して決めるっていうシステムのようだ。
ここを見てる皆様も是非とも投票しに行って、素敵な同盟に加わってみては如何でしょう?


きっと貴方の気に入る素敵な同盟だってあるはずです。




名前が違ってるだけで、
全部「アナル好き同盟」だけどな。







 9月5日   新失恋対策    
 

以前に書いた(8月9日参照)モテナイ漢保護法案に引き続き、更に素敵な名案が浮かんだ。
しかも、今度は法案ではなく、画期的な一大ビジネスとしても成り立つ!
その名案とは

失恋保険

そう、失業保険ではなく失恋保険だ。
勘のイイ人ならもう、どんなシステムか感づいたんじゃないかな?
失恋保険に加入していると、失恋時に交際期間に応じて恋人を貸し出してくれるのだ。
当然、男女双方とも利用する事が可能である。

基本的には失業保険のように考えてもらえば問題無い。
失業した時に一時的に支給されるお金に対して、
失恋したときに一時的に恋人が支給されるのだ。
これは半年以上の交際から適応され、
交際期間の半分の期間(上限あり)ほど恋人が支給される。
尚、失業保険の支給額が月収の6割5分(うろ覚え)なのに対し、
失恋保険でも付き合ってた相手の6割5分のスペックの相手しか支給されない。
よって早期に次の恋人を見つけることをお薦めする。
失恋保険センターでは各種出会いパーティや合コンの斡旋及び、
モテモテ訓練所、恋愛相談所も取り揃えているので、是非とも利用して欲しい。

あとは毎月一回ある月間報告だ。
所定の用紙にその月に行った恋愛活動を書いて提出。
恋人が出来れば、そこで支給は打ち切り。
出来なければ、翌月も支給。

男 「今月の報告書です」
事務「調子はいかがですか?」
男 「今月もモテませんでした。」
事務「そうですか・・えっと、今月の活動は19日の合コン一回だけですか?」
男 「ええ、今月はお金が無くて」
事務「支給期間は来月で終わりになりますので、急いだほうが宜しいですよ。」

ハンコをぽん。

男 「はい。」


以下、失恋保険を受けるのに必要な事項を記す。

・失業保険に加入していること。
・交際歴が半年以上であること。
・支給される恋人の質は、交際していた相手の最大65%のスペックと定める。
・支給される期間は交際期間の半分とするが、最大期間を3年と定める。
・支給を受けている間も、当センターを活発に利用し、恋人獲得に努力を惜しまぬこと。
・毎月、指定日に月間報告を行うこと。
・デート及び合コンに参加する日は、支給期間から外すものとする。
 ただし、その日は支給された恋人は当センターに返却すること。
・支給相手は恋人であると同時に監視役も含み、支給者の問題箇所を 逐一報告する責を持つものとする。
 その結果、極度に問題有りと判断した場合は当センターでの再教育を強制的に行う可能性もあります。
 支給された恋人の扱いには努々注意するべし。
・虚偽の申告、恋人が居る状態で保険を受けるなどの不正が発覚した場合、
 ただちに死ね死ね団を派遣して破局へ導きますのでご注意ください。


失恋しても失恋保険が協力にバックアップ。
もう涙で枕をぬらすことも無い!
ラブラブ状態を継続しながら、新しい恋人探しに取り組めるのでゆとりが違う。

さぁ、上記の内容を読み、御理解頂けた貴方!
是非とも失恋保険に加入してみないか?


我ながら素晴らしいビジネスだ。これならガッポガッポ加入者もGETできる。
・・が、よく考えたら、恋人要員を雇う金だけで赤字になってしまいそうな気がする。
いったい幾ら保険料をふんだくれば黒字になるのだろう?
そして、何よりも失恋云々以前に、俺はまず相手を探す必要がある訳だが・・・











 9月6日  漢樹童話シリーズ@ 菊太郎
 

菊太郎・・真説桃太郎


昔むかし、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでおりました。
お爺さんは 鞭撻爺さん、お婆さんはシュウ子婆さんの名で親しまれ、
二人は変態夫婦として村中に名を轟かせておったそうな。

ある日、いつものように夜の営みを終え、
お爺さんは川に洗濯に、お婆さんはホストクラブに豪遊しに行きました。


お爺さんが川で洗濯をしていると、
川上から大きなアナルが どんぶらこどんぶらこ と流れてきました。


  |  ))  Σ(´Å` )

鞭撻爺「おお!このアナルは美少年のアナルに違いない!」



鞭撻爺さんは喜び勇んでアナルを持って帰りました。

    ((((((/≧∀)/


シュウ子婆「お、なんて立派なアナルじゃろう。」
鞭撻爺  「婆さんや、今晩はコレにブチ込むとしようじゃないか。」

爺さんがアナルにブツを挿入しようとしたその時、
なんと!アナルが真っ二つに割れて、中から元気な男の子が ハァハァ言いながら飛び出してきました。


      \(´Å` )/
         ( )
         <ω>
          llll

        元気な男の子



お爺さんとお婆さんは、この男の子をアナルから生まれた菊太郎と呼ぶことにしました。


菊太郎はあっという間に大きくなりました。
ある日、菊太郎は都を騒がしている鬼の噂を聞きつけました。
菊太郎「お爺さん、お婆さん、俺は都を騒がす鬼を退治しに鬼ヶ島に行ってくる!」


こうして菊太郎は鬼ヶ島に鬼退治に行くことになりました。

鞭撻爺「菊太郎や、これはワシと婆さんが愛用していたカンチョーじゃ。これを持って行くが良い。」
菊太郎「ありがとう、それじゃあ行ってくるよ!」


こうして菊太郎の鬼退治の旅が始まりました。


しばらく歩いていると、 毒猿が一匹やってきました。
♪菊太郎さん菊太郎さん、お腰につけたカンチョーを〜ひとつ、私にブチ込んで♪

ずぶっ

毒猿が菊太郎の仲間になりました。



更にしばらく歩いていると、 珍鳥が一匹やってきました。
♪菊太郎さん菊太郎さん、お腰につけたカンチョーを〜ひとつ、私にブチ込んで♪

ずぶっ

珍鳥が菊太郎の仲間になりました。



更にしばらく歩いていると、カピパラが一匹やってきました。
♪菊太郎さん菊太郎さん、お腰につけたカンチョーを〜ひとつ、私にブチ込んで♪

ずぶっ

カピパラが菊太郎の仲間になりました。



こうして、毒猿&珍鳥&カピパラの3匹が菊太郎の仲間になりました。









4人パーティの誕生です。
菊太郎の気分はまるでドラクエVの勇者です。

きくたろ  どくざる  ちんどり  かぴぱら
LV・ 2  LV・ 1  LV・ 1   LV・ 1
HP・14  HP・ 8  HP・ 5   HP・ 3

(´Å` )(´Å` )(´Å` )(´Å` )

スライムにも勝てやしねぇ。






そんなかんだでナントカ鬼ヶ島に辿り着いた菊太郎御一行

そして、菊太郎達の前に次々と姿を見せる鬼たち!










るな鬼 「踏むぞ、コラ!!」
リラ鬼 「ほう、逆らう気か?」
イチノ鬼「乾電池ブチ込まれたいか?」




鬼がこんな連中だからさぁ大変( ´Å`)ハァハァ


かくして菊太郎とその一行は、鬼たちの下僕となって一生幸せに暮らしましたとさ。


めでたしめでたし( ´Å`)ハァハァ








※持ちキャラクター「あぼかおりん」の使用を快諾して頂きました われもこうの香織さん、有り難うございました。




 9月7日   俺の部屋    
 

四畳半、風呂無し トイレキッチン共同 家賃27000円
それが新宿区の片隅に住む、この俺の部屋。
今回は俺の部屋について書こうと思う。

四畳半の4隅は、それぞれパソコン、テレビ、冷蔵庫、服置き場。
そして、端に本棚、真中に万年床と机といった配置だ。
大学時代に買ったMDコンポは置き場がないために断念した。
仕方無いので実家に置いておいたら、いつのまにか弟が持っていってた。

この部屋だと、身長180弱の俺の体では寝ると必ず何処かに体が当たる。
以前、186センチの友達を泊めた時は、お互い朝まで密着した状態だった。
それ以降、俺は部屋には絶対誰も泊めないことにした。

ドアは木製のドアなので、いくら鍵を閉めても強盗がその気になればジ・エンド。
防音なんて皆無なので、隣の部屋の声も筒抜けだ。
家財一式を揃える金も無かったので、パソコン台もテレビ台も本棚も全部ダンボール。
こうしてパソコンを打っている今も、ダンボールの上に乗っかったパソコンの前で
あぐらを組んでキーボードをカタカタ打っている。
もう2年以上同じダンボールを使っているところを考えると、ダンボールの頑丈さも侮れないな。
ただ、どうにもスペースが狭いのでマウスを扱うには少し不便だ。

知っての通り?俺の部屋は汚い。
誤解しないで欲しいが、別にゴミが散らかってる訳ではない。
モノの収納スペースが無いから、服やら雑誌やら仕事道具やらが散乱してるのだ。
こればかりはどうしようも無い。
既に押し入れも満杯状態だ・・なんとか週刊誌くらいは処分して歩くスペースは確保しよう。


こんな部屋であるが、2年半も住んでいると色々と愛着も湧いてくる。
かつて、ろくに金も持たずにタダ働き同然の身で上京してテレビ業界に就職した身だ。
借りれる部屋だってそりゃ限られて当然の話だし、
「この4畳半の部屋から俺はステップアップしてみせるぜ!貧乏上等じゃい!」
なんて粋がっていた記憶もある。

勿論、今ならもっとイイ部屋に引っ越そうと思えば引っ越せる。
けど、転職した今でも僅かに残っている初心を大切にしたい気持ちは幾らかある訳で、
現状やりたい事を抱えている身としてはどうにも引っ越しには踏ん切りがつかないでいるのだ。
もちろん、単に面倒くさいというのも理由だけど。

それに何も悪いトコばかりではない。
この部屋、家賃27000円のくせになんと冷房付きなのだ。
暑がりの俺にとってはこれは大きい。
しかも、最寄駅まで徒歩5分程度という便利さである。
言うほど悪い条件でも無いのだ。

たぶん同棲の話が出るか、今より格段にリッチにでもなれば引っ越しも考えると思う。
同棲かリッチか、どちらが先にくるかは分からないし、
どちらも永久にこないかもしれないけど、
当面の間は今の4畳半の部屋で落ち着こうと考えている。












 9月8日  ただ漠然と   
 

たまに思うのだ。
このサイトは一体いつまで続くのだろうか?
別に閉鎖しようとは露ほども考えていない。
ただ、40年50年とこの漢樹が続いている姿はどうにもイメージできない。
っていうか80も過ぎてまで「踏んで」だの「パンツ見てぇ」だの日記で書くのはどうかと思う。
そこまで逝っちまうと、もう掛け値無しの変態だ。
結婚してるのなら嫁さんは嘆くだろうし、
娘なんかがいたら確実に非行に走ってしまうだろう。

けれど、敢えて生涯このサイトを運営し続けるのも面白いかもしれない。
完全に開き直るのだ!

80過ぎても「カピパラカピパラ」って叩かれてもイイじゃないか。

80過ぎても「るなしゃんハァハァ」って欲情してもイイじゃないか。

80過ぎても変態サイト連中とオフ会ではっちゃけてもイイじゃないか。


変態長老になろうとも、俺はつき進むぞ。


そして、いつの日か俺が他界した時、きっとこんな葬式が繰り広げられるであろう。


小雨降る葬儀場、参列者の中にはかつての変態仲間もチラホラと混じっていた。
遺影には白目を剥いたシロクママンが・・・・
誰が作ったか知らないが、入り口には「逝って良し」と書いた横断幕が掲げられている。
とんだブラックユーモアだ。
因みに、死因はオフ会で女神に踏んで貰ってたら、
そのまま背骨がボッキリ逝ってのショック死。
俺的には満足のいく大往生である。

しばらくして、参列者の前に息子が挨拶をしにあらわれた。
静寂な空気に包まれた中、息子が言葉を放つ。


息子「父は・・父は立派な変態でした。」


漢樹の傑作選を読み上げる息子。
参列者感涙。
どこからともなくカピパラコールが聞こえてくる。

息子「この時、たしかに父はパンツを被ってました。
   それがこの時のパンツです・・・」


息子「結婚してからも、サイト上では
   “女神募集中!キャハー☆”なんて書いてて、いつも母さんは呆れてました。」


息子「私も初めて父のサイトを見つけてしまった時はショックでした。
   でも、その時自分の中に眠る何かが目覚めたのです。
   そして、私はハァハァいいながらサイトを更新している父の背中を見て大きくなりました。」


息子「参列者の皆様、漢樹はこの私が跡を継ぎます!
   そして、いつの日か父に負けないような立派な変態になってみせます!!」

父から子へ受け継がれる意志!
一堂拍手。

そして、それを天から見守る俺。
変態人生を歩んで本当に良かった!!




そんな日が来るコトを夢見て頑張ってみるのも悪くないかもしれない。
もっとも、いつの日か本当に息子ができて、将来息子が漢樹のこの日記を読んだ日には、
親子の間には修復不能な溝ができることは請け合いだろうけどな。





 9月9日   夢まぼろし    
 

先日の葬式日記のせいなのだろうか?
こんな夢を見た。

舞台はどうやら自分の家。
全然見たコトもない造りなんだけど、
「ここは自分の家なんだ」と思い込んでるようなので、たぶんそうなのだろう。
ほら、夢の中って普段有り得ない設定も割と素で受け入れることができるだろ?
俺は既に老人になっており、真横には婆さんがいる。
どうやら俺の妻のようだ。
全く見覚えも面影も無い顔なんだけど、そういう設定なので仕方が無い。

夢の中の記憶では、こうして年老いるまで妻との暮らしが続いていたらしい。
そして、二人が何十年の間ずっと仲良く暮らしていたのだろう・・というコトは分かった。
居間で婆さんと静かに茶を啜りながら時を刻む。

そして、お茶を飲み終えた婆さんが、口を開いた。
とても穏やかな口調だった。


婆さん「・・もうそろそろかねぇ?」

俺??「じゃな。今まで本当に楽しかったよ。」

婆さん「私もだよ。向こうでも一緒にいられるといいねぇ。」

俺??「それじゃあ、ボチボチと逝こうかのぅ。」


こうして夢は終わり、俺は目が覚めた。
この夢が遠い未来の予知夢なのか、所謂前世というヤツの記憶なのか、
はたまた全然無関係な夢なのかは分からない。
分からないが、暖かくて少し悲しい・・そんな、なんとも言えない気持ちに包まれた。

まるで長い眠りから覚めたような穏やかな気持ちに包まれながら、
ふと時計に目をやると・・・




11時35分



ナンデスカ?コノジカンハ???



そして、俺の何が一番ろくでもないかって、
決して3時間近くも寝坊して遅刻をしたコトなどではない。
3時間近くも遅刻しておきながら、
業務中にこんな日記をしゃあしゃあと書いてる性根こそが、この俺が駄目人間たる所以である。












 9月10日  うんこ作戦   
 

午後3時ごろ、電話業務を抜けてウンコに行った。
そうしたら大便器が満杯で入れなかった。

ウチの階には大便器は5つほどある。
この5つが全部満杯というのは、普通有り得ない状態だ。
同じフロアにいる漢は推定約40人。
そして、その中の5人・・いや、俺を含めて6人の漢が同時に便意を催したことになる。
そんなコト、確率的に考えたら相当に低い。

しかし、考えてみれば、ウチの階のトイレはいつ行っても必ず一つは埋まっている。
どうやらウチのビルには腹の緩い漢が多いようだ。
部屋が別々になってるからイイようなものの、同じ部屋だったのなら・・・
ちょうど40人なのだから学校のクラスに当てはめてみると、
授業中だろうが休憩中だろうが、
いついかなる時も必ず最低誰か一人はウンコに出向いているコトになる。
そんなクラス有り得ないだろう。


とにかくウンコが出来ないと非常に困る。
このまま待ってても時間を食うし、「トイレに行く」と行って席を外したにも関わらず、
何もせずに戻って待つというのも辛い。
二度もリーダーにウンコに行く報告などしたくはないし、
待ってる間に長電話にでも当たったら面倒だ。
「下の階に行けば早いじゃないか」と思うかもしれないけど、
ウチのビルの移動手段はエレベーターしかない。
しかも、勤務している階が10階以上のフロアなので、
エレベーターの到着を待つだけでも結構な時間を食ってしまうのだ。
それならば、この場で待ってたほうが早いかもしれないと悩んでしまう。
特にデンジャーな状態ならば、同じような待ち時間であれば、
極力動きの少なくて済む選択をしたいに決まってる。

とりあえず今回は肛門筋にまだ余力があるので、一旦撤退をする事にした。


で、10分後に再チャレンジしてみると、またまた大便器満杯じゃありませんか。
さすがに温厚な俺もちょっとムカついたね。
こいつらさっきからずっとウンコ気張ってるのか、
それとも俺の居ない隙にチョコチョコとメンバーの入れ替えを行っていたのかどっちなんだ?
あんまし舐めた真似してると上からウンコ投げ落とすぞ。
とりあえず、下の階まで移動して事無きを得る。


だが、この問題はこれだけでは終わらしてはならない。
このような不測の事態がいつまた起こるか分からない以上、
常に有事の際の対策を練っておくべきであろう。

では、どのようにして常に便器をひとつ確保しておけば良いのか?
以前の会社では便所のドアの立て付けが悪かったためか、
ドアを閉めた状態にすると、そのままの状態で引っ掛かってくれる。
そのため、無人のトイレをまるで使用中の状態のように見せ掛けてリザーブするという手段もあった。
が、今のトイレは非常に立て付けが良いためにちっとも引っ掛からないし、
何よりもここまで人の出入りの激しいトイレで遂行するには無理がある。

では、どのようにすれば良いのか?
逆にウンコをする側の気持ちになって考えてみよう。
どんなトイレだと使いたくないか。

それは汚いトイレに他ならない。

ならば答えはおのずと見えてくるだろう。


そう!ウンコをしても流さないようにすればイイのさ。
そうすれば、誰もその便器には近寄るまいて。
俺はその便器に颯爽と入り、鮮やかにウンコを流した後で用を足せば良い。
そして、また流さずに出ればOKだ。
何かと失うモノも多いかもしれないが、少なくとも快適なウンコライフだけは約束される。

なんて素晴らしい案であろう!我ながら恐ろしいほどの冴えっぷりだ。

だが、この名案にも一つだけ心配な点がある。
それは、他の誰か5人が俺より先に同じ真似をしたら、
二度と俺はこのフロアでウンコが出来なくなるってコトだ。






 9月11日   履歴書    
 

会社でBOSSにめったくそに怒られた。
何が原因かというと、事業所移転に伴って提出した俺の履歴書の不備のせいだ。

別に、志望動機の欄に今更

「お客様と接するのが大好きでこの仕事を選びました。
 そして、多くのお客様と触れ、少しでもお客様の喜ぶ顔を見るのが私の喜びです。
 痒いところをみつけて掻いてあげるくらいの親切サポートをモットーに、
 この最高の充実感をこの先もずっと抱きながら頑張ります。」

なんてイケしゃあしゃあと書いたコトなどではない。

自己PRに

「どんな困難な状況でも負けずに前進して打克つ精神力を持ってます。
やる気と情熱だけは誰にも負けません。」

なんて3時間も寝坊して遅刻した日に書いて提出したコトでもない。



まぁ、黙ってコレを見てくれ。



そりゃ呼び出し喰らって怒られても当然だろう。

いっとくけど、この写真は俺が貼ったんじゃない。
履歴書をパソコンで打ち込んだ後、急ぎの会議が入ってしまったので(当然寝た)、
写真の貼り付け&印刷を先輩にお願いした結果がこのザマだ。
画像はキチンとデジカメで撮影したマトモな 画像データを渡しておいた。
今回の画像はだいぶ前にふざけて撮影した時の画像なんだけど、
まだ持ってやがったんだ・・・・あのオッサン。

そりゃ、履歴書の作成を人に頼む俺もどうかとは思う。
提出する前にもっとよくチェックしなかった俺もどうかとは思う。
先輩もまさかそのまま本当に提出しちまうとは思ってなかったんだろうけど、
悪ふざけにしちゃあ、あんまりじゃねぇか????


という訳で、さすがに少しばかし凹んでいる。
誰か励まし希望。










 9月12日  斬られサイト   
 

不思議なことにココ一ヶ月くらいの間で漢樹はすっかり斬られサイトになってしまった。
開設当初はむしろ斬りサイトだったような気がするのだが、
何故ここまで斬られる結果となったのだろうか????

こうして考えてみると、ひとつの事実に到達した。
ある人物との出会いがキッカケで俺の斬られが始まったのだ。

その者の名は  るな

PINKという変態サイトの管理人のオーナーだ。
コイツがメッセンジャーやら日記で俺のコトをカピパラだのゾンビフェチだの言うから、
いつの間にか他のサイトまで一緒になって斬り始める始末だ。
なので、こっちがメッセンジャーなどで奴に文句を言った日にはモノ凄い反撃を被るコトになる。
一回斬ったら10回は斬り返されるので身が持たない。
っていうか、数が多すぎて全部斬り返しきれない。


(#゜д゜)つ 斬れーっ!

( ゜д゜)ゴルァ ( ゜д゜)ゴルァ
                                煤i´Å` ;)
( ゜д゜)ゴルァ ( ゜д゜)ゴルァ

( ゜д゜)ゴルァ

  カピパラ
 HP: 16/2395   LIFE ■■□□□□□□□□□□□□
 MP: 11/144


もう一人、俺を斬ってる奴にKaoriという者がいる。
彼女自身はまだサイトを持ってはいないけど、るなとはとても仲がイイ。
特にるなとKaoriが組んだ時には恐ろしい強さを発揮する。


で、その俺を苛める悪人の一人、るなが管理人である PINKが最近リニューアルした。

という訳で、今回はリニューアルしたPINKを少し紹介しようと思います。
作り自体は以前と同じくピンクを基調とした可愛らしいHPです。
ええ、本人のイメージとは全然違いますね。
コンテンツ自体は今のところ大きな変化は無いのですが、
新しいコンテンツとして「女王様の部屋」なるものが誕生しております。(上段右端)
そこの趣旨は「毎回どこかのサイトを部屋に呼び寄せて滅多斬りにしよう」
っていう恐怖の企画でしゅ。

そして、光栄なことに?我が漢樹が記念すべき第一回目の犠牲者として晒し上げられてます。
見事なまでにSっぷりを発揮した斬り方に、悔しいがハァハァしてしまったぜ。
やっぱ、アンタSだよ・・・絶対Mなんかじゃねぇ!
女王様に蹂躙されたい方は、是非とも御所望してみては如何でしょうか?
きっと素敵な文章でなじられること請け合いです♪


私信
この俺としたことが、不覚にも後半の部分には感動しちゃいました。(泣
こんな阿呆にあそこまで言って頂けて本当にアリガトウです。
俺を持ち上げても何も出てこないけど、
これから先もトムとジェリーみたく末永く仲良くケンカして参りましょう。

でも、たまには・・一回くらいは正面きって持ち上げてください。。

                                  るな&kaoriへ



いつでも何処でもボッコボコ






 9月13日   文字変換    
 

実は盆休みに携帯を買い換えた。
一応、J-PHONEの新機種で色々と機能も充実しているようだ。
ようだ・・って書いたのは俺自身、機能を殆ど把握していないからだ。
電話とメール以外はほとんど使っていない。
「なら、買い換えなくても良かったじゃないか!」という突っ込みは無しの方向で。
俺だってチョットだけそう思ってるんだから。

で、この機種独自の特徴なのかどうかは分からないけど、
気になる機能のひとつにメールなどで文字入力するとき、
一文字打っただけで自動的に変換候補の文字が出てくる機能がある。

例・「お」と入力

1・おはよう
2・オハヨウ
3・おやすみ
4・起きる

といった感じで、文字を続けて入力すればどんどん候補は絞られていく。
この候補となる文字は、使用頻度の高い文字から上に出てくるようになる。

そして、一ヶ月近く使用した結果、
俺の携帯の文字変換候補の上位陣はこのような状態になってしまった。
※あくまで上位であり、必ずしも全てがトップという訳ではない!


「あ」アナル 「い」居眠り 「う」ウンコ うんこ 「え」SM 「お」オナニー

「か」カピパラ 漢  「き」緊縛 「こ」ごめんなさい

「さ」座薬 逆らいません 「し」縛る 縛り 女王様

「ち」ちんこ 「と」童貞

「は」ハァハァ 「ふ」踏んで 踏む 「へ」変態 変人 「ほ」放置 ホm

「ま」真人間 「め」女神 目隠し 「も」モテモテ もうしません

「や」やりてぇ

「ら」ラリホー 乱交 


・・・・いったいどんなメール出してるんだ・・俺。

そして、こんな俺とでも素敵なメール交換してくれる女神も随時募集中です!(´Å`;)





 9月14日  緩い漢   
 

今日は朝から腹の調子が悪かった。
何が悪かったのかはちっとも思い当たらないが、
起きてから出社するまでの間だけで3回ウンコに行った。
賞味期限が半月以上過ぎた麦茶を飲んだのが悪かったのか、
はたまた丸一日机の上に放置しておいたコロッケを食べたのが悪かったのか、
調子こいて実家から送ってきた梨をイッペンに4つ食べたのが悪かったのか・・
でも、いずれも決定打になるとはとても思えないし、やはり理由は分からない。
とにかく現状を回避しないコトには俺の未来は無い。
正露丸一つ持っていない我が身が悔やまれる。

・・・と、まぁ、ここまでなら誰にでもある別段珍しくともナンともい悲劇だ。
この俺を絶望の淵に叩き落す真の悲劇は出社後に起こる。


今日は会社の男子トイレ大便器の改修工事の日だった。


そんな話聞いてない。
BOSSめ、連絡を忘れやがったな。
人が少ない日曜日を施行日に選んだのだろうが、
まさに日曜出勤の悲劇といったところか。
こうやっていつも少数の無力なる民は虐げられる運命にある。
そんなの歴史を見ても明らかだ。
そもそも腐れアメ公・・・・いや、そんなコトはどうでもイイ。
とにかく困った。
ウンコができない。
まるでギャグ漫画のような展開だけど、当事者としては笑いゴトじゃ済まされない。
こうしてる今だって、確実にお腹の中では新たなXデーが迫りつつある。
汚い真似して便器を確保しようとしたからバチが当たったのか?
さすがに改修工事が相手では「ウンコを流さない攻撃」も役には立つまい。

とりあえず、1階の大便器は開放してあるとのコトなので幾らか安心はしたが、
それでも10階以上のフロアから1階まで移動するのはカナリ面倒ではある。
しかも、1階の大便器は僅か2個しか無い。

悪い予感は的中した。

10時55分(少し適当)・・
ついに限界を迎えた肛門を抱えて1階に降り立った俺の目に映ったモノは・・

うんこ待ちの漢の列。

うんこ待ちの漢の列。

うんこ待ちの漢の列。

な・・なんてお約束な展開だろう。
そして、こんな星の下に生まれてしまった自分が憎い。
このビルの漢、みんな腹が緩過ぎ!

仕方が無い、どうやら旅立ちの時が来たようだ。


便器を求めて三千里



目指すはコンビニ。

便器を求めて勇敢にビルを飛び出す俺の姿は、
天空の城ラピュタを目指して勇敢に旅立ったパズーの姿と重なって少し誇らしかった。
パズーはラピュタの存在を夢見て、そして大切な仲間を救うために旅立ち、
この俺は開放されし便器の存在を信じて、そして大切なパンツを救うために旅立った。
そりゃあ、イメージが重なって当然といえよう。




そんな馬鹿なコトを考えてる間に、なんとかコンビニに辿り着きウンコを放出する。
コンビニの便所ですれ違った背広姿の漢も、きっと同志だったに違いない。
オマエもよく頑張った。


ふぅ〜・・・・・



戦いを終え、俺が再び机に戻った時には旅立ちから既に20分近い時が経過していた。
このままウンコする度に20分も席を外していたのでは仕事にならない。
しかも、こうしている今も、お腹の中から
「まだまだこんなモンじゃ済まないぜ!」
という声が聞こえてきそうな雰囲気である。
どうやら、この俺にとっての平穏なる日々はとっくの昔に終わりを告げていたようだ。
昨日までの平穏が今日も続くとは限らないとはよく言ったものだと思う。


その後も俺は戦った。
決してパンツを茶に染めることも無く、最後まで戦い抜いた。
そして、15時30分・・・ついに改修工事は終わりを告げた。
喜び勇んでトイレに駆け寄った俺の目に映ったもの・・



それはウォシュレットのトイレだった。



きっと、今日一日戦い抜いた俺に、神様がくれたご褒美に違いない。

これは使うしかない。

とっくに収まった下痢腹に鞭を入れて、頑張ってウンコを搾り出す。



嗚呼・・・快感。

便後のお尻洗浄がナンとも言えず気持ちイイ。
アナルに目覚めてしまいそうな勢いだ。
この快感だけで、今日一日の苦労は全て報われたような気がする。


けど、よくよく考えてみれば、連休明けからトイレを使う連中達は今日の俺達の苦労を知らない。
それはそれで凄くムカツク。
度量が狭い漢と言われるだろうが、やっぱりムカツク。
まるで俺達は、奴等が快適にウンコするために捧げられた人身御供みたいじゃないか。
このまま黙っててイイ筈が無い。
なんとかこの便器を我等で独占出来ないものかと考えるが、さすがにソレは無理な話。
ならば、せめて他の連中が少しでも便器を使えないよう、
「ウンコ流さない作戦」を本格的に実施しようじゃないか!
虐げられし少数者の力を侮るでないぞ。
片っ端から便器に入ってウンコを流さずに逃げるという、無差別自爆テロに走ってやる。
そう固く心に誓う漢樹の管理人であった。






 9月15日   残留孤児    
 

今日の俺は怒っている。

「自分がされて嫌なコトは他人にもするな」とはよく言ったものであるが、


誰だ!?
会社のトイレでウンコ流さずに逃げた糞野郎は!?

社会人なんだからウンコをした後くらいちゃんと流せ!!


新しくしたばかりのウォシュレットのトイレをイキナリ汚しやがって・・許せん。
こんなコトしたら後から入った人が迷惑するコトくらい分かるだろう!!


一つだけ空いてたんで喜び勇んで入ってみれば、残留ウンコと衝撃のご対面だ。
俺とオマエは親子でもなんでもないんだ!大人しく下水道に帰れ。

実際やられてみて理解したが、ウンコが残ったままの便器なんてマジで使いたくねぇ。
幾らなんでも、この仕打ちは惨すぎる。



まぁ、今となっては誰が下手人かなんて分かりはしない。
今回のコトは、寛大な心を持ってもう水に流そうと思う。
けど、せめて漢樹を読んでくれてる皆は、絶対にそんな真似だけはしないで欲しい。

どんなに辛くてもウンコだけは絶対に流せ。

どうしても我慢できなくなったその時は、そっと自分の胸に手を当ててみるのだ。
そして、いまいちど家族や恋人など大切な人の顔を思い浮かべてみればいい。
その大切な人達の笑顔を守るためにも、なんとか思い直してくれるコトを願う。


・・・・今回の漢樹は少しばかり辛気臭くなってしまったな。
俺だって、たまには真面目に語りたい日だってあるのさ。
明日からは、またいつものようにバカ日記を書くから安心してくれ。












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