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  宣告  

 
突然だけど、ここを読んでる皆は自分の命が残り一年だと分かったらどうする?
今回のギックリ腰騒ぎ(2003年6月4・5・6日の日記参照)で思い出したんだけど、 健康な人生を歩んできた俺にも、過去に一度だけ冷や汗をかいた経験がある。

話は大学時代に遡る。
健康診断受けたら、翌日に保健管理センターから呼び出し喰らって 「先日のレントゲン結果に異常有り」と言われた。



「ガンですか?」と聞いたら

「その可能性がありますので、もう一度病院に行って再検査して下さい」
と真顔で返される。








ちっとも笑えません。


で、紹介された病院に行ってレントゲンを撮る。
その後、2時間以上待っても呼び出しも何も無い。
廊下を行き来する医師を見るたびに寿命が縮む思いをしたよ。
この時ばかりは冗談じゃなく、「もし自分の余命が・・」を考えたな。
月並みだけど、好きな人と一緒に居るか旅行して過ごすか。
まぁ、そんなモノでしょう、余生あと僅かになった若者が考える事は。

ベースとなるものは食う遊ぶSEX。
とてもじゃないけど、アンビリーバボーなんかで取り上げられるような、 献身的な余生の過ごし方は俺の頭にはカスリもしなかった。
自分の小者加減を改めて認識できる素晴らしいエピソードだ。

結局、その後は何事もなく終わったし、 急に家族が優しくなることも無かったので大丈夫だったのだろう。
ガンで余命僅かな人に向かって就職や年金についての説教はしないだろうし。


ただ、もしこの先、本当にそのような目に遭う事があったのなら、 自分は残りの余生を何をして過ごすのだろうか?
社会に出て数年経過する現在、今まで多くの人に助けられ借りを作って生きてきている。
別にどうするのが正しいとか、こうあるべきだ・・なんてこの場で書く気は無い。
ただ、最低限その人たちをガッカリさせるような生き方だけはしないようにしたい。


そして、漢樹上で「棺桶までの道程!生更新企画」 をやればアクセス数増えるかな・・なんて少し考えてしまった自分の頭のほうを心配するのであった。






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