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  大病院  

 
シュウ「はい、○○サポートセンター、担当シュウでございます。」
客「おい、コラ!いったいイツになったら届くんだ!」
シュウ「?」

のっけから随分とエキサイトしてらっしゃるようですが、 調べてみると、どうやら新製品のパンフレットの発送を依頼したものの、まだ届いていないようだ。注文があったのが、一週間以上前で発送も一週間前に完了している。変だと思ってよく調べてみると、発送先の住所の番地から後が抜けていた。(通話内容は事細かに記録されている)これでは届くはずが無い。対応した奴のミスではあるが、郵送係も随分といい加減だ、住所くらい最後まで記入されてるかチェックは しなかったのだろうか?なんて事を考えながらも、今対応しているのは僕なんだし、僕がこちらの不備をお詫びするしかない。


まぁ、ババを引いたと思って諦めよう。


「誠に申し訳ございません。前回、こちらのほうで住所で番地の後を聞き忘れていたようです。恐れ入りますが、最後ご住所をお伺いして宜しいでしょうか?」

怒鳴り散らされるのは覚悟の上だ。 しかし、ここれ帰ってきた返事は僕の想像を遥かに越えたモノだった。






客「だから何度言わせるんだ!ウチは地元で有名な大病院だから、 町名まで書けば絶対に届くと言っただろうが!!」



・・・・・・どうやら確信犯です。


前回の記録をよく読んでみると、住所を教えて貰えなかった経緯が書いてあった。それで郵送係が発送した訳も分かった。


要するに、その大病院とやらには町名だけでは届かなかったという事だ。


仕方ないので、発送しても届いていない旨を告げ、再度住所を聞こうとすると、



客「絶対に届くんだよ!!町でウチの病院を知らない奴なんて居ない!」
「本当に送ったのなら郵便局のミスだ!郵便局に文句言いに行くぞ!!」


意地でも住所は言いたくないようです。

シュウ「お願いします」
大病院「教えない」

そんな無意味な押し問答を繰り広げているスキに大病院をネットで検索掛けてみましたが全く引っ掛かりません。
ホームページから住所確保作戦失敗。



結局、住所を聞き出したのですが、最後に

大病院「はんっ、どうせ本当は送ってなかったんだろ?」

と素敵な台詞を残して電話をお切りになられました。












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